【SVシングル シーズン1使用構築メモ兼反省会】イルカ軸柔軟サイクル【最高最終レート1985/最終2933位】
【はじめに】
前作にあたるポケモン剣盾で初めて対人戦に触れて以来、段階としての目標の一つだった最終レート1900以上を達成できたため、記念と反省、備忘録を兼ねてメモとして残します。決して上位とは言えないし、満足という結果でもありませんが、暖かい目で見ていただけると幸いです。
あらためて、ポケモンSVランクマッチ最初のシーズンにあたるシーズン1で使用した構築について以下にまとめます。
【結果】
最終レート1985最終2933位
【構築経緯】
「自分の好きなポケモンを連れて勝つ」のポリシーに従い、その愛くるしい見た目と変身後の強烈なギャップに一目惚れしたイルカマンを軸に構築を組むこととした。
イルカマンを軸にする場合、一度交代させて変身させなければいけないというイルカマンの性質上、引き先が必要である。そのため、物理受けとしてある程度信頼可能かつ、削りと対面操作を行うことができて相性のいいゴツメアーマーガアを採用。
アーマーガアで受けることのできないサザンドラや特殊ドラパルトに後出しが効き、使用率が高いドラゴン枠に対して満遍なく強く出れるチョッキヘイラッシャを採用。
上の3匹ではヘイラッシャやラウドボーン等の物理受けを崩すことができないため、それらに対して強い特殊崩し枠としてたべのこしサザンドラを採用。
サザンドラとタイプの補完に優れており、対面性能、崩し性能どちらも高いスカーフサーフゴーを採用。
最後に、補完枠として、ここまでで重めなセグレイブやウルガモスに対して雰囲気強く、サイクルする場合こちらの有利に働くステルスロックを撒けるキラフロルを採用し、構築の完成とした。
【コンセプト】
イルカマン軸で勝つ。
状況に応じて柔軟に動ける並びを作る。
【個体詳細】
イルカマン@こだわりハチマキ
特性:マイティチェンジ
テラスタイプ:水
性格:陽気
実数値(変身時):175-212(252)-118(4)-×-107-167(252+)
技構成:ジェットパンチ/クイックターン/ウェーブタックル/冷凍パンチ
調整意図:100族ミラーやサザンドラ意識で最速
相棒枠。初めて進化した時の驚きは色褪せない。
高威力の先制技であるジェットパンチの削り・スイープ性能に注目して鉢巻で採用。火力の更なる増強に水テラスタル。
削りとスイープのジェットパンチ、対面操作のクイックターン、最大打点のウェーブタックル、カイリューやガブリアスへの打点となる冷凍パンチ。
一度引っ込めないと弱いという性質上、先発に出すか否か、後発ならばどのタイミングで変身させるか…難しい要素はあるもののプレイングの要求値が高い分単体のパワーは高く、一緒に戦っていて非常に楽しかった。
使用率が高いヘイラッシャで止まってしまう点や、水打点が通りにくいドラゴン族の増加により環境的には逆風だったが、使い方次第できちんと応えてくれる相棒にふさわしいかわいい子だった。
アーマーガア@ゴツゴツメット
特性:ミラーアーマー
テラスタイプ:水
性格:呑気
実数値:205(252)-107-172(252+)-×-106(4)-78
技構成:蜻蛉返り/ボディプレス/鉄壁/羽休め
調整意図:特化
クッション、ゴツメの削り、蜻蛉での対面操作、鉄壁での詰ませ。引き先になりつつ、ゴツメで後続の圏内に入れたりエースの着地回数を増やす。
ヘイラッシャ@突撃チョッキ
特性:天然
テラスタイプ:地面
性格:慎重
実数値:239(108)-137(132)-137(12)-×-128(252+)-56(4)
技構成:ウェーブタックル/雪雪崩/地震/地割れ
調整意図:
H:16n-1
HD:臆病眼鏡サザンドラの流星群2耐え、悪の波動確定4発
A:H252ガブリアスを雪雪崩で確定1発
最終日に突如天啓を受け、降りてきた。
サザンドラや特殊ドラパルトのようなポケモンに後出しから対面勝つことができ、環境に多いと感じたガブカイリュードラパのような並びに隙を見せない。地面テラスタルを切れば、突っ込んでくるジバコイルや電気テラスセグレイブにも勝てる。
基本この型は考慮されず、堂々と特殊技を撃ってくるドラゴンを全員葬り去った。自分で新しく型を考えたポケモンの中で一番強かったかもしれない。
サザンドラ@食べ残し
特性:浮遊
テラスタイプ:鋼
性格:臆病
実数値:177(76)-×-111(4)-167(172)-111(4)-165(252+)
技構成:悪の波動/ラスターカノン/悪巧み/身代わり
調整意図:
H:16n +1
S:最速
C:あまり
にるえもさんからアイディアをいただいた特殊崩し枠。
鋼テラス身代わりが本当に強く、起点作りガブリアスやキラフロルの前で決まった途端試合が終わることも多々あった。
起点作りガブが流行りに流行りまくったあの時期にこのサザンドラを使えば誰でもレートを盛りまくれたのではないだろうか。最終日に追い込むつもりで対戦をサボっていた自分を呪う。
サーフゴー@拘りスカーフ
特性:黄金の体
テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病
実数値:167(36)-×-116(4)-185(252)-113(12)-143(204+)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/マジカルシャイン/トリック
調整意図:
S:最速ドラパルト抜き
HBD:余り
対面的に使うも良し、崩しに使うも良し、オールラウンダー。
環境に多いドラゴンに撃つマジカルシャイン。
トリックは今環境では非常に通りが良く、相手の受け駒を機能停止させることに役立つ他、ステルスロックや地面技を撃ってくる相手に対してトリックで拘らせて、裏のサザンドラの起点にする等、様々な強い使い道があった。
キラフロル@気合いの襷
特性:毒化粧
テラスタイプ:鋼
性格:臆病
実数値:175(132)-×-111(4)-155(36)-112(84)-151(252+)
技構成:パワージェム/大地の力/毒々/ステルスロック
調整意図:
HD:臆病サーフゴーのシャドーボール2耐え
C:H252サーフゴーを大地の力で確定2発
諸説枠。セグレイブとウルガモスに負けたくないのでステロ撒きが必要になった+ジバコイルに強い枠として最終日に採用。
飛行テラスジバコ意識でジェムと大地。カイリューに撃つ毒。
結局のところ、対策方法が広まっていること、イルカマンと選出の噛み合いは良くないこと、そしてステロを巻いてもブーツを履いたウルガモスが平気で出てきて負けたりすることなどなど、色々あってありがたみはあまり感じなかった。
【選出】
ガブカイリュードラパ
→サザンドラ+ヘイラッシャ+@1
→キラフロル+イルカ+@1
上記以外には特に決まった選出はなく柔軟に。
【反省】
構築を組んで本格的に取り組むのがとにかく遅かった。
また、身代わりサザンがいい例だが、勝ち馬を手に入れて勝てる時期を見つけたら、まだ日があるからともったいぶらずにとにかくそこで対戦数を重ねて盛っておくべき。
加えて、今回は1900に乗れたと思わしき場所に着いた途端に、まだ時間が残されていて更に上に行ける可能性があったにも関わらず、キッパリ終わってしまったのは勿体無かったかもしれない。
【スペシャルサンクス】
通話に付き合ってくれた1484君、よつばさん
構築へのアドバイスをくれたにるえもさん
【おわりに】
急いで組んだ構築に急いで書いた記事と、未熟な所だらけだったとは思いますがここまで見ていただきありがとうございました。
次は最終3桁+レート2000を目標に精進します。
質問や感想があればTwitter :@ElekingSugawaまでお気軽に。